シャーマン(shaman)が祈祷の際に使った土製の偶像人形=土偶です。人間や精霊を模して作られた土像は、多産や豊穣などを祈ることから女性をかたどった像が多くみられます。そこには根源的な生命力が素朴かつ力強く表現されています。アフリカ東海岸に位置するタンザニアは、アフリカでも有数の自然豊かな共和国です。チャガ族、スクマ族、ニャムウェジ族、ハヤ族、ニャキュサ族など多くの民族が暮らし、現在でも3割程が伝統的な精霊信仰・自然崇拝と言われますが、共和国のため地域差がみられます。また、近年ではイスラム教やキリスト教も混在し、宗教状況は複雑化していると言われます。伝統的な生活を守って暮らす民族の中では、マコンデ族によるシェタニ(精霊)を主モチーフにした木像彫刻は有名ですし、タンザニア北部からケニアにかけての狩猟遊牧民であるマサイ族なども、伝統的信仰である一神教(エン-カイ)を守って暮らす民族と言えるでしょう。 スワヒリ語でムガンガと呼ばれる祈祷師が、呪術や呪医を担い様々な儀礼での祭司を務めます。女性像であることから多産や豊穣を祈る儀礼で使われたであろうと推測されますが、詳細な出自は不詳です。。
木臼
0円 (税抜)
セレモニーボックス
250,000円 (税抜)
祭器
ブロル
※1組での価格です。
450,000円 (税抜)
祈りの木板
祈祷杖・頭部
180,000円 (税抜)
ボルコト
35,000円 (税抜)
髪飾り
95,000円 (税抜)
土偶
65,000円 (税抜)